冬が過ぎ去り、そろそろ田んぼの準備。
久しぶりにいざ機械を動かそうとするとバッテリー上がりでエンジンかからない・・・。
なんてことありますね。
そんな時は暫定処置として「ジャンピングスタート」という方法でエンジンを始動させることができます。
この記事にたどり着いた方は、とりあえず急ぎでエンジンをかけたいという方だと思うので、まず手順を説明してから細かいことはお話することとします。
この方法はトラクターやコンバインの農業機械だけでなく、普通の車にも適用できる方法です。
(作業は安全に配慮して自己責任でお願いいたします)
ジャンピングスタート時のケーブルをつなぐ順番
- 上がったバッテリーのプラス
- 救援車のプラス
- 救援車のマイナス
- 上がったバッテリーのマイナス(エンジンの金属部分)
何回調べても忘れてしまうのが、このブースターケーブルをつなぐ順番。
普段から頻繁にする作業であれば、覚えてしまうのですが年に数回だとどうしても忘れてしまいがち。
上がってしまったバッテリーのプラスから一筆書きで1周と覚えるとわかりやすいですね。
エンジンが無事にかかり、ケーブルを外すときは、④→③→②→①の順番で外します。つけた時の逆の手順になります。
用意するもの
- 救援する車
- ブースターケーブル
この2点があれば救出可能です。
ブースターケーブルとはこのようなケーブルです。赤がプラス側、黒がマイナス側に接続します。
注意点
- ケーブルをつなぐ順番を守る
- 電圧の異なるバッテリーに接続しないようにする
- あくまでも暫定処置
ケーブルを接続する順番を間違えると、故障や発火の原因となるため危険です。必ず守るようにしましょう。
通常の車であれば12Vがほとんどですが、トラックやSUV車の一部では24Vの場合があります。電圧が異なるとトラブルの原因となりますのでそろえるようにしましょう。
エンジンがかかっても、これはあくまでも暫定処置です。早めにバッテリーの点検を行い、寿命が間近であれば交換するようにしましょう。
作業時の写真、動画
バッテリーのプラスとマイナスの位置をまず確認します。
バッテリーのプラス端子には赤いカバーがついていることが多いです。
マイナス側の接続。ブースターケーブルは黒を使用します。バッテリーにも「➖」の印が書いてあります。
(動画準備中)
いざという時のためのグッズ
手元に一台あると便利なのが「ジャンプスターター」と呼ばれる大容量のモバイルバッテリーです。
これに充電しておけば救援車が来なくてもジャンピングスタートができるという優れもの。
しかも普段はモバイルバッテリーとして利用できるため、スマホやPCも充電可能。
まとめ
いざというときの「ジャンピングスタート」の手順を紹介しました。
農業機械の場合、冬の間は使用しないものが多くバッテリーが上がりやすいものが多いですよね。
端子を外しておくなど、ちょっとしたメンテナンスでバッテリーが上がらないように工夫をすることも、春の作業を効率良くするコツかもしれません。
一般の乗用車や軽自動車でもできる方法なので、もし困った時は安全に十分配慮し、試してみてくださいね。